- 優しいM性感 五反田 すず
- カナダ出身。某有名私立大学を卒業後、大手テレビ局に入社するも、人間関係に疲れて退職。その後「お金を稼ぎたい」という理由で大手風俗グループのスタッフとして就職。その後はキャストとしてデリヘル嬢を経てM性感へ。有名店であっという間にトップランカーに駆けあがり、人気YouTubeチャンネル「ホンクレch」で人気を不動のものにする。グラビアデビューや地上波TVに出演するなど活躍の場を広げ、2021年10月には自身がプロデュースする『優しいM性感 五反田』をオープン。
2021年10月16日『優しいM性感 五反田』新規オープン！
現役風俗嬢が自分たちの手で企画、運営をし、瞬く間に超人気チャンネルとなった「ホンクレch」。しかし2021年8月「すーちゃん」は体調不良を理由に脱退。自分をゆっくり見つめなおす時間ができ、兼ねてから挑戦してみたかった「理想のお店づくり」に取り組むことに。
M性感界の若き実力者「すず」が全面プロデュースをする新店はどのようなものなのか。また、現役キャストでありつつ結婚をカミングアウトした理由とは？
大手風俗グループのスタッフを経て、現役プレイヤーに。どちらも経験したからこそ、「本当に良い店にするために大切なこと」が分かるのだろう。
※撮影はご自宅にて。猫ちゃんたちとのほのぼのシーンもお楽しみください♪
風俗業界に旋風を巻き起こした「ホンクレch」を突如脱退
現役風俗嬢として立ち上げたYouTubeチャンネル「ホンクレch（本指になってくれますか）」は、あっという間にチャンネル登録者数は9万人を超えました。ファンイベントもあったり、グッズ販売があったり。今までとはガラリと世界が変わりました。
自分たちで企画を考え撮影。どんどん再生回数も上がっていくことは、楽しかったし、やりがいも大きかったんです。でも、自分のキャパを越えて頑張り過ぎてしまったのか、体調を崩してしまって。
プレイヤーとしてもお店に出勤をしていたし、ちょうどお付き合いしていた人と結婚も重なり公私とも多忙に。ますます心身のバランスが崩れ、撮影をお休みしてしまうことも増えました。「このままでは迷惑をかけてしまう…」。
悩みに悩んで、パートナーのまりてんに相談。「ホンクレch」に新メンバーも入ったこともあり、8月に正式にメンバーから脱退しました。
一緒にホンクレを築いてきたまりてんには心から感謝しています。私にとって貴重な経験だったし、すごく充実した日々を送ることができました。ありがとう。
休養をとり、体調も完全復調。休んでいる間は、自分のやりたいこと、今できることを見つめ直す良い時間になりました。そこで、兼ねてからいつかやってみたいと考えていた「理想のM性感の店」を立ち上げようと決意したのです。
スタッフとキャスト、双方の経験を活かしたお店づくり
10月16日『優しいM性感 五反田』がオープンします。私の仕事は、お店の全面プロデュース、面接、講習、撮影、女の子のケアなど。本数は少なくなりますが、プレイヤーも兼務します。
ラッキーなことに店舗運営のノウハウや集客、オペレーションを熟知した方に知り合うことができ、運営はその方に一任。さらに私の夫は業種は違いますが、会社の経営者。金銭面に強いので、一緒に見てもらうことに。
サポート体制も万全なので、私は「理想のお店づくり」に向けて突き進むだけ。私は大手風俗グループのスタッフ経験もありますし、現役キャストでもあります。双方の経験を活かして、女の子が働きやすくて、お客様が喜んでくれるお店を作りたい。リアルにニーズが分かるからこそ、絶対にいいお店が作れると思っています。
今までのM性感のイメージを覆したい
店名に入れた「優しい」というワードには3つの意味があります。
ひとつはお客様のニーズに柔軟に対応するというやさしさ。
ふたつ目は女の子が安心して働ける場所。女の子に優しいお店であること。
みっつ目は、心と心がつながり、気持ちが優しくなれるお店であること。
一般的にM性感のお店って、店名からしても痴女とか、エロさを全面に押し出す、ゴリゴリな感じが多いですよね（笑）。そのせいもあって、M性感に興味があるけれど、「入りにくい」と敬遠している人が多いのも事実。うちのお店が目指すのは、女の子もお客様も誰もが入りやすい「優しい」お店。
でも、決してプレイ自体がソフトなわけではありません。初めての方向けのソフトなものから、SM寄りのハードなものまでオールマイティに対応。どんなお客様にも満足いただけるお店にしたいと考えているんです。
今後はニッチな層にも満足していただくために、いずれはぽっちゃり系の女の子やニューハーフの採用を考えています。M性感って、スレンダーなお姉さま系のイメージがあって、どうしてもぽっちゃり系の子は敬遠しがちだし、実際に採用されにくい傾向にあります。でも、絶対ニーズはあるんですよね。
ニューハーフに関しては、ペニバンでなく、実際に男性から挿入されたいという声をよく聞きます。粘膜接触になってしまうので、そこは考えないとですが、今までと同じ感覚に縛られず、新しいM性感のスタイルを確立したい。女性客の受け入れもやっていきたいことのひとつです。
面接ではっきり言います。「努力し続けられますか？」
女の子の入店希望の理由は「お客様ファースト」の考え方に共感してくれたから。お金をいただく以上、自分に合わせてもらうんじゃない。自分が合わせる努力をしていかないと。
採用率は40～50％くらい。厳しいです。技術が不足しているならルックスは重要になりますし、M性感の接客はお客様との信頼関係が絶対条件なので、内面も当然大切です。その代わり、報酬は手厚く。女の子へのバック率は60～70％と高くして、特別指名料などもしっかりお支払いします。
頑張っている子こそ「私が頑張ったのに、なんでお店がそんなに取るの？」って不満に思うのは当然です。頑張りを正当に評価することがモチベーションにつながり、良い接客ができるようになる。そしてそれが本指名に繋がっていくものなのです。
入店前にすでに8名の女性の在籍が確定しました。年齢は20～35歳。面接では「自分とお店を紹介するために写メ日記やTwitterでの発信をとにかく頑張ってほしい。入店後どれだけお客様が来るかわからないから、もしかしたら今の在籍を辞めないほうがいいかもしれませんよ」と正直に話します。
「誰でもできる」とか「絶対に稼げる」などと、甘いことは言いません。この業界は甘くない。努力し続けないと稼げないですから。そして、一度技術を覚えても「常に学ぶ姿勢でいてください」とも言います。
即答できない方ももちろんいます。それでも数日考えて「すずさんと一緒に働きたい」と入店を決意してくれるんですよね。本当にありがたいことです。
