2020年12月24日 更新

ホンクレch★風俗嬢YouTuberの魅力に迫る #前編「ふたりの経歴と出会い」

ホンクレch

番組スタートから8ヶ月にして、チャンネル登録者数が5万人を超えたYouTubeチャンネル『ホンクレ(本指になってくれますか)』。
元気でよく笑う、ふたりの現役風俗嬢に魅せられた業界外のファンも多く、風俗のネガティブイメージ払拭に貢献しています。

ホンクレ

キャラの異なる“まりてん”と、“すーちゃん”。それぞれが相手の才能を認め、融合し、それを磨きあげることで、観る側に笑顔とパワーを与えてくれる――。
今回は、そんな破竹の快進撃を続ける『ホンクレch』の魅力に迫ります。

前編では、おふたりの生い立ちから経歴を。後編では『ホンクレch』の誕生秘話や今後の夢をご紹介します。

まりてん
愛知県出身。キリスト教の厳格な家庭に生まれ、男性との付き合いも制約があるなか、当の本人は性に奔放な日々を送る。4年前、デリヘル店のキャスト兼オーナーとして業界に一大旋風を巻き起こしたが、心労が重なり退店。現在はキャストとして品川デリヘル『贅沢なひと時』に在籍。美術系大学卒業後は広告代理店でwebマーケティングを習得。ホンクレchではその知識が存分に発揮されている。
すーちゃん
カナダ出身。某有名私立大学を卒業後、大手テレビ局に入社するも、人間関係に疲れて退職。その後「お金を稼ぎたい」という理由で大手風俗グループのスタッフとして就職。まりてんが経営する店でのキャスト経験を経て、五反田M性感店へ。12月からは新たな挑戦をするために『SELF PRODUCE』に電撃移籍。グラビアデビューや地上波TVに出演するなど活躍の場を広げている。

まりてん「実家は厳格なキリスト教徒」

ホンクレch
両親はキリスト教信者で、厳しく育てられました。男性とお付き合いをするのも厳しかったし、性行為にも当然制約はありました。

妹は真面目、私は不真面目。親には申し訳ないけど、残念ながら私は無宗教(笑)。
厳しさへの反発もあってか、小・中学校時代は反抗期がかなり激しくて。性に関しては奔放と言っていいのかな。高校時代には「今日はどこに泊まろうかな」と男子の家で外泊を続けるような女の子でした。

高校を卒業して進学をしたのが、実家のある愛知ではなく、別の地方にある美術系の大学。親元を離れてひとり暮らしをしたかったというのもありますし、デザインに昔から興味があったこともあって。ちなみに就職したのも広告代理店。そこでWebデザインやマーケティングなどを学びました。

大学時代は、やっと親から離れられた喜びが爆発し、もう弾けまくり。遅咲きの大学デビューです(笑)

最初に風俗に入ったきっかけは、友達からの一声。

「まりなは毎晩男の子と泊まり歩くんだし、そんなに好きなら職業にしたほうがいいんじゃない?」って。

「そうか!たしかに!」(笑)

とはいえ、私はエッチな行為そのものより、人と関わることが何より好きなんです。
幼い頃からいろいろなことを規制された環境だったから、なおさらそれを感じるんだと思います。
肌を合わせることは、コミュニケーションをとるためのひとつの手段でしかないと思っています。でも、一番手っ取り早く相手を知ることができるんですよね。

そして大学3年生の時、デリヘル店で働き始めたのです。

この仕事がとにかく好き。念願の「自分の店」の実現へ

ホンクレ
学生の自分にとって、お客様との出会いは刺激的で、新鮮そのもの。
時には、娘のような年齢の私に悩みを打ち明けてくれて、涙を見せてくれることもある。
一緒に過ごす時間に比例して……いや、もっと何倍もの速度で心の距離が縮まっていくことに感動すら覚えたのです。

そして大学4年になった私は、東京での就職を控え、楽しかったデリヘル勤務を卒業しました。
新卒で勤めた会社はかなりの激務でしたが、入社2年目ともなると、徐々に仕事のコツも、リズムもつかめてきます。そこで、満を持して以前から秘めていた計画を実行

それは、副業で風俗嬢として復活すること。

本職は辞めずに、あくまでも副業。土日のみの勤務です。
就職したあともずっと楽しかったデリヘル時代が忘れられなかったんですよね。

次第に「自分の店を持ちたい」――。そんなことを考え始め、一時期キャストを辞めて有名風俗店のスタッフでアルバイト。少しだけですが裏方を学べたことで、経営のイメージが湧きました。

社会人4年目の夏、新卒からお世話になった会社に退職届を提出。
晴れて経営者となり、2016年に自分の店をオープンさせました。

ストレスで入院。再び業界復帰、そしてYouTuberを目指す

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経営者となったものの、当然、順風満帆とはいかず。

お店の集客方法としては、まず自分の顧客に告知。来店してくれるお客様は、もちろん最初は私目当て。でも、私以外の子についてもらわないと店は成り立たないわけです。
だから一度は必ず私が接客をして、他の女の子を勧めるという流れ。1日9~10名の接客をこなし、おすすめの女の子を紹介。仕事が終わってからもサイト更新やお金の管理やら、とにかくやることが莫大

在籍キャストには「まりなさんに会いに来ているお客さんを相手にするのはイヤだ」と言われはじめ……。一体この店は、前に進んでいるのか後退しているのか。それすらもわからなくなりました。

そこから踏ん張って立て直し、人気店になったのですが、無理をしていたのでしょうね。心がぽきっと折れてしまい、入院することになって(苦笑)。私は経営から、そして店からも退きました。「もう絶対風俗なんてやるもんか!」と思いながら(笑)

退院後、実は、普通の会社員をやっていたんです(笑)。過去の経歴を生かし、大手アダルトコンテンツの会社にWebプランナーとして入社。1年働いているうちに、みるみる元気になり、大好きな風俗業界に戻りたくなってしまったんですよね(笑)。会社には「風俗業界に戻って、YouTuberやります!」と伝え、円満に送り出していただきました。

入店したのは、以前からオーナーの浅野さんとも面識のあった『贅沢なひと時』。ランキングサイトの上位から調べていって、ここが一番自分に合うと思ったからです。早いもので、入社してから1年が経ちました。

すーちゃん「お父さんはカナダでお寿司屋さんやってます!」


私はカナダの日系3世。父は日本人、母は日系2世です。17歳で親元を離れ、都内のK大学に入学。卒業後はテレビ局の翻訳・通訳として入社しました。お給料は確かに良かったですが、仕事は忙しく、家に帰れない日もありました。

テレビ局を1年半で退社。理由は日々同じことの繰り返しでつまらなくなったのと、人間関係に疲れたため。
いったんカナダに戻って、転職先をリサーチ。カナダでも仕事は探したのですが、日本の大学出身だとなかなか難しい。だったらまた日本で働こうかなと。自分の持ち強味は、英語しかなかったので、条件は、英語を使えることと「高収入」(笑)。

そこで見つけたのが、大手風俗グループで外国人向けのサイトを翻訳したり、電話を受けたりするお仕事。「風俗?面白そう!」とすぐに飛びつきました。

日本から面接の予約をこぎつけ、無事採用。いつの間にか、英語に関わらない一般業務までやることに。面接やシフト管理をしているうちに、キャストに興味を持っちゃいまして(笑)。それが入社9か月目くらいかな。そこで、業界内でも有名だった、まりてんのお店に面接に行ったんです。今から2年前くらいの話ですね。

他店のスタッフをしながら、まりてんの店でキャストを掛け持ち

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まりてんのお店は、すごくちゃんとしてたんです。「ここはいいお店だな」って、すぐわかりました。とても気に入ったので、キャストとして入店するのですが当時働いていたグループ店にはもちろん内緒。まりてんには、すでに退職しているテレビ局で今も働いていることにして(笑)

まりてんから「テレビ局に勤めているなんてすごい!」と言われても、心の声は「もう辞めてるけどな」(笑)。講習もちゃんとしてて「あぁ、これいいな、うちの店でも使おう」とか。ひどい話ですよね。やってることはスパイ(笑)

初めてのキャスト経験は、とても楽しかったんです。お客様が優しいし、何より高収入!(笑)

ナンバー1の子を自分の店でずっと見ていたこともあり、それを自然に取り入れていたら、指名が返ってくるようになったんですよ。ただ、当時は私も子供だったんでしょうね。本職がある中で、掛け持ちすることに疲れてしまい、勤怠も悪く、当欠もあり。楽しいと思っていたにも関わらず、まりてんの店は3ヶ月で辞めてしまいました。

自分の適性はM性感。新たなステージを目指し移籍

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まだスタッフとしてお店で働いていたのですが、まりてんの店を辞めてわずか2か月ほどで、またキャストをやりたくなっちゃって(笑)。承認欲求が満たされるのが嬉しかったのかな。

そこで次は箱ヘルに行ったんです。お店のスタッフさんもお客様もすごく良くて「そろそろスタッフを辞めてキャスト1本でいいかも」と、思い始めたんですね。でも、それだけお店は好きなのに、なぜか毎回モヤモヤした感じが残り「もしかして私、ヘルスプレイ自体が好きじゃないのは?」と気づいてしまいまして……。

でも、お店は気に入っているから辞めたくないし。「そうだ、オナクラなら責められることはない。週4オナクラ店、週2ここをもかけもちすれば、気持ちもラクになる!」って、池袋のオナクラ『かりんと』さんに入店しました(笑)

オナクラで、初めて言葉責めや、じらしプレイなど「責ること」を経験したら、めちゃくちゃ楽しくて。

ホンクレch
お客様もそっち系の方が増え、ある時お尻の穴を掘ってほしい、という方が来店されたんです。もちろん、その時は初めての経験だったのですが、大出血させちゃいまして。その方はめちゃくちゃ喜んでいたのですが、私は責任を感じてしまい、きちんと講習を受けたほうがいいなと。

すぐにネットで探し、夏美あきらさんのもとへ前立腺開発の講習を受けに行ったんです。

夏美さんに「この先、長く風俗で働きたいならオナクラではなく、技術力をつけてM性感に行ったほうがいい。スターグループなら集客もしっかりしているし、あなたならナンバー1になれる」と言われて、五反田のM性感店(五反田痴女性感フェチ倶楽部)へ。

この仕事が自分に一番しっくり来ると思い、かりんとさんには「彼氏にバレました」とウソをつき(かりんとのごみ店長ごめんなさい!)、退店。箱ヘルも同時に辞めました。それが約1年前。

そこからずっとM性感のお店に勤めていたのですが、12月からは移籍をして新天地で自分に挑戦することにしたんです。『SELF PRODUCE』というお店なのですが、店名どおり、自分で料金やプレイ内容、エリアなどを全部決められるんです。バック率は高いですが、責任は自分にかかってくるお店。ステップアップのためにチャレンジすることにしたんです。
・・・
育った環境も性格も異なるふたり。一度は店を離れたすーちゃんが、再びまりてんと出会い、タッグを組むことになった経緯や、今後の展開は?

後編では『ホンクレch』の核心に迫ります。

サポータープロフィール

みやねぇ

みやねぇ

  • みっけStory編集部

風俗キャストをサポートするWebマガジン「みっけStory」編集長。生粋の江戸っ子で、情にもろいタイプ。路上で拾ったじいさん猫が宝物(→18歳で昨年天国へ…)。お酒と美味しいパンは正義♡趣味はマラソンと阿波おどり。ともに歴12年。最近は筋トレにハマってます。三角筋と大円筋好き♡

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