先日、東京で開講した講習会や女子会の様子を紹介していただきましたが、それ以外にも、様々なかたちで、風俗業界で頑張る女の子たちのサポートをしています。たとえば、セミナー受講者さんにはグループページで交流を、そしてメルマガ会員さんにはLINEを開放しているので、全国の女の子たちからたくさんの相談が書きこまれます。
今回は、いただいた質問の中から、印象的だった質問にお答えしようと思います。
- Q. 収入が減るのが怖くて鬼出勤中です。気分転換もできません。
- お休みした次の日が『ボウズ(接客人数ゼロ)』でした。
スタッフさんに「昨日は忙しかったのに……」と言われ、お休みするのが怖くなりました。収入が減るのも怖いので『鬼出勤』しているのですが、休みがないため気分転換ができず、モチベーションが下がってきました。完全に悪循環です。こんな時、あかねさんだったらどうしますか?(Mさんより)
1年目・12月の大失敗
出勤していない時に限って、ご指名のお客様からお電話が……。よくある話だと思います。「昨日、家でボーっとしていただけだったから、出勤すればよかった。」ということが続くと、いつお休みしたらいいか分からなくなってしまいますよね。 私も同じような経験があるので、Mさんの気持ちはよくわかります。
お仕事1年目の12月。お仕事が忙しくて調子に乗っていた私は、お昼12時から24時までを25連勤という『鬼出勤』をしました。本指名のお客様からのご予約がどんどん入るのが嬉しかったのと、3週間くらい休まなくても何とかなる……という根拠のない自信があったからです。
最初の1週間くらいは調子よくお仕事ができましたが、繁忙期ということもあり毎日が忙しく、だんだん疲れがたまってきました。移動中は、写メ日記を書いているか爆睡。ささいなことで、イライラが爆発してしまうことがよくありました。
今思い出しても、お客様に申し訳ないなと思う大失敗もありました。
プレイ中はお部屋をうす暗くして、ゆったりとした音楽を流し、密着しながらお客様の体をフェザータッチするのですが、そのとき事件は起こりました!
お客様のぬくもりを感じながらサワサワしていたら、あえぎ声を子守唄に、いつのまにか眠りの世界へ……。
ハッと気づいたとき、寝言のように言葉責めしながらフェザータッチしていた自分にビックリしました(笑)。恥ずかしすぎて今まで誰にも言えなかった『居眠り事件』です。
自分のペースを知る
疲れと睡眠不足で意識がもうろうとしている状態で、お客様に気遣いができるわけもなく、12月に接客したお客様のリピート率は散々な結果に……。せっかく頑張って『鬼出勤』したのに、お客様に満足していただけなかったと思うと、自分の頑張りが無駄だったような気がして悲しくなりました。
この居眠り事件がきっかけとなり、昼でも夜でも同じクオリティーのお仕事ができるように、体調を整えることを意識するようになりました。いつでも元気な状態でお客様のところへお伺いできるようにするために、自分がどれくらいお仕事をすると疲れてしまうのかを知ることからはじめました。
- 連続でお仕事できる本数や接客時間はどれくらいなのか?
- 疲れた時、何時間くらい休憩したらまた元気に接客できるのか?
- 一日中、元気でいられるために必要な睡眠時間はどれくらいなのか?
自分が心を込めてお仕事ができるペースを見つけることができると、接客の質も安定し、収入の安定にもつながります。
お休みの日は自分をおもてなし♪
今回の相談者のMさんの場合、休みがなくてモチベーションが下がってしまっているとのことなので、まずはお休みの日を決めましょう。
Mさんのような頑張り屋さんは、いつでも休めると思うと鬼出勤してしまうと思います。週1日でもいいので『定休日』を決めるといいかもしれませんね。
私たちは普段、お客様をおもてなしするのがお仕事ですが、お休みの日には、ぜひ『自分をおもてなし』することを意識してみてください。エステに行ったり、美味しいものを食べたり、お友達に会ったりと、自分の心と体が喜ぶことをするのです。
いつも頑張っている自分へのご褒美に楽しい休日を過ごすと、「明日からまた頑張ろう」という気持ちになると思います。
体が資本のお仕事です。無理をして体調を崩してお仕事ができなくなってしまい、収入がゼロになってしまっては本末転倒です。
くれぐれも無理をしないようにしてくださいね。