働くお店選びは慎重に!!
風俗店が、決して安くはない費用を使って各メディアに広告を打つのは、言うまでもなく新規のお客様を集めるためです。
ただし、宣伝費とお客様の数が比例するかといえば、そうとも言いきれません。
宣伝・広告というのは水物であり、それは一種、賭けに近いもの。
費用対効果が少ない時期は、せっかく出勤しても「あまりに鳴らない電話に、待機所で不安と向き合う」、そんなことも起こり得ます。
フルコミッション(成果給)で働く風俗店の女性には、「出勤すること」=「仕事に出た(労働した)」という図式は当てはまりません。
お客様が自身を指名してくれて初めて、風俗のお仕事というのは「成立」します。
それを思えば、PRに全く力を入れていないお店がいかに危険かは、ご理解いただけると思います。
つまり「在籍するお店は慎重に選んだ方がよい」ということですね。
ところが、風俗業界で成功した女性たちは、どのお店にもあるそんな「新規客の波」をものともせず、常に一定の稼ぎを確保し続けています。
その要因とは、一体どんなものでしょうか??
「リピーター」の重要性
腕の立つ「プロフェッショナル」というものは、必ず多くの「ファン」、つまりは「熱心なリピーター」を確保しています。
「あの美容師さん、お店を移ったんだって」
上質なものを提供する人であれば、お店の看板やユニフォームが変われど、お客様が離れることはありません。
風俗業界においてもそれは例外ではなく、人気の女性たちは多くのリピーターに支持されています。
自分の魅力や能力、努力で、日々のお客様を確保する、多くの「一流」の横顔を、僕はオーナーとして至近距離から観てきました。
僕の店に在籍時、常に人気ランキング入りしていたUさんが、昨年、離婚を機に業界に復帰したというのを耳にしたので、「リピーターを生むためのポイント」を聞いてみました。
例)現在、人妻系ホテルヘルスに勤務するUさん(30歳)
数か月に1回とかって方もいれば、「今月だけで何回目?」って方もいるし。ただ、私自身がリピーターさんだと把握してる人は10人や20人じゃないですね。
例えば……あ、そうそう、昔私、オーナーに「思わせぶりのプロやな」って言われたことがあったじゃないですか? 確か事務所で、「ハイ、オーナー、目をつぶって!」って言って、髪に付いてた糸くずかなんかを取ってあげて(笑)。
男性心理と洞察力
正直なところ、オーナー時代、表面上は何食わぬ顔をしておりましたが、このUさんに何度も恋をしそうになりました(笑)。
仮に、お客としてUさんに出会っていたとしたら、恐らく、僕は彼女のリピーターになっていたことでしょう。
非の打ちどころのない美女でも、フェロモンあふれるグラマーでもないUさんが(読んでも怒らないでね、Uちゃん(笑))風俗業界で活躍し続けている理由――。
それは彼女が女性としての「色」のみを武器にするのではなく、男性の「心情」や「心理」を的確に洞察し、限られた時間の中であっても「恋」を、自然に演出しているからだと思います。
Uさんの言う「微妙な会話や態度の駆け引き」は、簡単そうに聞こえますが、実は「女性という才能」を生かす仕事において、最も難しい部分です。お客様の胸に抱いた「恋花」がまがまがしい色にもならず、枯れもせず、ずっときれいに咲き続けていれば、必ずあなたの元にやさしい「リピーター」として帰って来てくれるでしょう。
さて、『初級編』『中級編』、今回の「上級編」と、3回に渡りお送りしてきた「風俗で稼ぐ女性になるための3ステップ」はこれで終わりです。
これから風俗業界に挑む方や、現在、日々奮闘する方の支えに少しでもお役に立てるよう、今後もリアルで等身大な記事を提供していきますので、どうぞよろしくお願いいたします!