2017年2月9日 更新

風俗で稼ぐ女性になるための3ステップ(上級編)

風俗で稼ぐ女性になるための3ステップ_上級編

働くお店選びは慎重に!!

風俗店が、決して安くはない費用を使って各メディアに広告を打つのは、言うまでもなく新規のお客様を集めるためです。
ただし、宣伝費とお客様の数が比例するかといえば、そうとも言いきれません。

宣伝・広告というのは水物であり、それは一種、賭けに近いもの。
費用対効果が少ない時期は、せっかく出勤しても「あまりに鳴らない電話に、待機所で不安と向き合う」、そんなことも起こり得ます。

今日、何だか暇そうだな、このままお客さんナシで終わったら、どうしよう……

フルコミッション(成果給)で働く風俗店の女性には、「出勤すること」=「仕事に出た(労働した)」という図式は当てはまりません。

お客様が自身を指名してくれて初めて、風俗のお仕事というのは「成立」します。

それを思えば、PRに全く力を入れていないお店がいかに危険かは、ご理解いただけると思います。
つまり「在籍するお店は慎重に選んだ方がよい」ということですね。

ところが、風俗業界で成功した女性たちは、どのお店にもあるそんな「新規客の波」をものともせず、常に一定の稼ぎを確保し続けています。
その要因とは、一体どんなものでしょうか??

「リピーター」の重要性

「リピーター」の重要性

腕の立つ「プロフェッショナル」というものは、必ず多くの「ファン」、つまりは「熱心なリピーター」を確保しています。

「あのパン職人が独立して新たに店を始めたらしい」

「あの美容師さん、お店を移ったんだって」

上質なものを提供する人であれば、お店の看板やユニフォームが変われど、お客様が離れることはありません。
風俗業界においてもそれは例外ではなく、人気の女性たちは多くのリピーターに支持されています。

自分の魅力や能力、努力で、日々のお客様を確保する、多くの「一流」の横顔を、僕はオーナーとして至近距離から観てきました。
僕の店に在籍時、常に人気ランキング入りしていたUさんが、昨年、離婚を機に業界に復帰したというのを耳にしたので、「リピーターを生むためのポイント」を聞いてみました。

例)現在、人妻系ホテルヘルスに勤務するUさん(30歳)

今日はリピーターのことを教えてほしいんだけど、現状、定期的に来てくれるお客様って何人くらいいるの?
ん~……定期的っていっても、幅が広いですからね(笑)
数か月に1回とかって方もいれば、「今月だけで何回目?」って方もいるし。ただ、私自身がリピーターさんだと把握してる人は10人や20人じゃないですね。
復帰して1年くらいでそこまでにするのはさすが! じゃあもう仕事はほとんどリピーターだけで回ってしまう感じ?
いえいえ。リピーターさん6~7割、新規さん3、4割ってところですかね。もちろん、リピーターさんだけで予約が埋まる日もよくありますけどね。
出勤日なのに朝から「受付終了」になってるケースだね。ところで、Uちゃんがリピーターを生むために気を付けていることは?
男性の性質をよく理解するってことは大事かもしれませんね。男の人って「思い込みたい生き物」じゃないですか?
例えば……あ、そうそう、昔私、オーナーに「思わせぶりのプロやな」って言われたことがあったじゃないですか? 確か事務所で、「ハイ、オーナー、目をつぶって!」って言って、髪に付いてた糸くずかなんかを取ってあげて(笑)。
覚えてる(笑)。意味もなくドキドキした。
女性側が別に意識せずにしてることでも、男性側は「アレ? この子、もしかして……」って思うみたいじゃないですか? かといってあまりわざとらしい思わせぶりも冷めるでしょ? 本気になられても困ってしまうし。そういう微妙な会話や態度の駆け引きは、正直意識してますよ。

心理戦だね(笑)。「恋愛を演出する」ってこと?
そうですね。男の人って「裸」と「サービス」だけを求めて風俗店に来てるわけじゃないと思うので。「恋」の要素は絶対必要だと思います。

男性心理と洞察力

正直なところ、オーナー時代、表面上は何食わぬ顔をしておりましたが、このUさんに何度も恋をしそうになりました(笑)。
仮に、お客としてUさんに出会っていたとしたら、恐らく、僕は彼女のリピーターになっていたことでしょう。

非の打ちどころのない美女でも、フェロモンあふれるグラマーでもないUさんが(読んでも怒らないでね、Uちゃん(笑))風俗業界で活躍し続けている理由――。
それは彼女が女性としての「色」のみを武器にするのではなく男性の「心情」や「心理」を的確に洞察し、限られた時間の中であっても「恋」を、自然に演出しているからだと思います。

過剰に水や陽の光を注げば、花は萎れるか、まがまがしい原色になるし、過少だと、枯れ落ちてしまう

”過剰に水や陽の光を注げば、花は萎れるか、まがまがしい原色になるし、過少だと、枯れ落ちてしまう”

Uさんの言う「微妙な会話や態度の駆け引き」は、簡単そうに聞こえますが、実は「女性という才能」を生かす仕事において、最も難しい部分です。お客様の胸に抱いた「恋花」がまがまがしい色にもならず、枯れもせず、ずっときれいに咲き続けていれば、必ずあなたの元にやさしい「リピーター」として帰って来てくれるでしょう。

さて、『初級編』『中級編』、今回の「上級編」と、3回に渡りお送りしてきた「風俗で稼ぐ女性になるための3ステップ」はこれで終わりです。

風俗で稼ぐ女性になるための3ステップ(初級編)

風俗で稼ぐ女性になるための3ステップ(中級編)

これから風俗業界に挑む方や、現在、日々奮闘する方の支えに少しでもお役に立てるよう、今後もリアルで等身大な記事を提供していきますので、どうぞよろしくお願いいたします!

サポータープロフィール

旅寅

旅寅

  • ライター

大阪在住、43歳のお父さんライター。はてなブログ『夜行性サナトリウム』を2016年より運営。同ブログ内で発表した複数の記事が、はてなブックマーク総合ランキングで1位を獲得したことにより、はてな有数の「バズライター」として知名度を上げ、本格的に執筆活動を開始。同年、カクヨムにて発表した『造花』がカクヨムエッセイコンテストの最終選考に残るなど、精力的に活動中。著作に『日向のブライアン』がある。

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