2017年10月20日 更新

元風俗店オーナーが語る「大阪の稼げる風俗街」

元風俗店オーナーが語る「大阪の稼げる風俗街」

大阪の大前提

大阪でホテヘルを運営していた経験上、そりゃあ、大阪の「夜」には多少は詳しい私なわけですが、ナニワの風俗事情を語る前に、「これを知らなければ話が進まない」という“前提”に触れておこうと思います。

皆さんは「キタ」と「ミナミ」という通称を聞いたことはありませんか?
大阪の都市部である「大阪市内」には、大阪を象徴する「駅」が2つ存在します。
1つは当然、オフィス街として最も栄えている「JR大阪駅」なんですが、ここは阪神線、阪急線、地下鉄においては「梅田駅」と表記されています。

つまり、「大阪駅」と「梅田駅」は同義語なんですね。例えるなら、「パスタ」と「スパゲティ」みたいなものだと捉えてください(笑)。

で、この梅田界隈のことを、大阪の人間は親しみを込めて「キタ」と呼びます。市内の北部に位置しているから「キタ」。

キタ

対して、梅田から少し南下した場所にある「なんば駅」周辺は「ミナミ」と呼ばれております(漫画「ミナミの帝王」の舞台です)。
ミナミは、「食いだおれ」や「なんばグランド花月」で有名な道頓堀がある街で、大阪の文化のまさにど真ん中。

ミナミ
キタが「働く大人の街」であるのに対し、ミナミは「若者と娯楽の街」といった感じで、両エリアともどんな観光ガイドにも必ず載っていると思います。というわけでこれから大阪に来られる方、「キタ」と「ミナミ」だけは、ぜひ頭に入れてきてくださいね。

そしてもうひとつ、大阪人の気質について、です。大阪は排他的とは程遠い「人情の国」です。
それは風俗業界においても例外ではなく、外から出稼ぎに来る女の子への「ウェルカム精神」たるや、微笑ましいを飛び超えてもう涙ぐましいほど。

オーナー時代、何人かの他府県女子を店に迎え入れましたが、「ナニワのおなごの深情け」に、殆どの子がすぐに店に馴染んでしまいましたよね。
親切で温かい同僚の女性たち、そして、更に輪をかけて気のいいお客さんたち――。
働く女性の「人情」は、お客様への「思いやり」にも繋がり、それは大阪の風俗店の品質の高さにも直結しております。

もとより、日本第二の都市である大阪は、店舗数においても東京に次ぐ風俗大国です。さらに時代劇によく出てくる「色町」が、当時に近い形で複数現存(飛田新地等)しているなど、「風情」や「情緒」も天下一品。
だからね、これを読んでいる他府県在住の風俗業界志望の女性に、私、旅寅は声を大にして言いたいのです。

「大阪、ごっつええ感じやで!働きにおいでや!!」

大阪の風俗街「四天王」

大阪

①「キタ」エリア/兎我野町(とがのちょう)

解説
キタには、さすがに大阪の中心地ですから多くの風俗店が存在しており、中でも新御堂筋(市内から大阪北部へ伸びるバイパス的道路)東側にある兎我野町は、一大風俗街となっております。数百の風俗店がひしめくこのエリアには、大手チェーン店の多くが本店として「梅田店」を構えており、箱ヘルからSMクラブまで、あらゆる業態の風俗店が稼働中です。

特徴
「コンビニ」(待ち合わせに使用)、「コインパーキング」、「リーズナブルなホテル」と、お客にとっての「ホテヘル3種の神器」が見事に揃っているためか、ホテルヘルスの数が圧倒的に多いです。

ポイント
近隣に、同じく有名歓楽街である堂山町(どうやまちょう)があり、そちらにも各種風俗店や飲み屋、ゲイバーなどが軒を連ねております。

ホテルヘルス

②「ミナミ」エリア/日本橋・谷九(千日前筋沿い)

解説
なんば、日本橋、谷町九丁目にあたるこの千日前筋沿いの広域エリアには、3エリア合わせれば兎我野を遥かに凌ぐ数の風俗店が点在しております。
なんばでいえば「旧歌舞伎座裏」、日本橋でいえば「文楽劇場裏」、谷九でいえば「谷九交差点脇のホテル街近隣」が具体的な場所となっており、特に日本橋エリアなどでは、1日中、腕を組んで歩くお客様と女の子の姿が途切れることがありません。初めて見るとその光景、なかなかに圧巻です(笑)。

ホテヘル「3種の神器」は谷九エリアのパーキング事情が多少弱い程度で、どのエリアにおいても、客足が途切れることはまずございません。3エリアとも稼げますよ!

特徴
通勤の利便性に関しては3エリア全て駅が「至近」と、兎我野(梅田から徒歩10分弱)を上回ります。なんばエリアに関してはエリアのすぐ脇に高島屋を中心とした「なんばCITY」、地下には広大な「なんばウォーク」が広がり、まさに「THE 大阪」といった場所での勤務となりますね。

ポイント
日本橋に関しては「人妻系ホテヘル店」の比率が高いように思います。

デリヘル

③「大阪北部」エリア/十三(じゅうそう)

解説
梅田(キタ)から北上し、淀川を渡ってすぐの場所にも「十三(じゅうそう)」という有名な歓楽街があります。下町情緒溢れるこの駅の周辺には、駅前西商店街や栄町商店街内に店舗型の風俗店がまだまだ沢山残っており、その上、ホテル街も幾つか点在しているもんだから、無数のデリヘル・ホテヘル店が「十三店」を構えている状況です。「3種の神器」完備、駅至近。

特徴
街は常に活気に満ちており、店舗型の風俗店の多くはその賑わいの深部、商店街やアーケード内にあります。ただ、それほど「上品」というわけではありませんので、お嬢様育ちな方は、他エリアへお回りください(笑)。

ポイント
ちなみに、もう少し北上した先の「西中島」(新大阪駅至近)にも多くのデリヘル・ホテヘル店があり、他府県から新幹線で来て、駅周辺で宿泊する殿方たちの「癒し」となっております。

④「大阪東部」エリア/京橋」

解説
京都と大阪を結ぶ京阪線、且つ、JR環状線の主要ターミナルである京橋駅は、様々な風俗店が群雄割拠する歓楽街でもあります。このエリアの風俗店の特徴は「バランスの良さ」。あらゆる業態のあらゆる風俗店が存在し、風俗街としての認知度、店舗数も、四天王に相応しいものとなっております。無論、3種の神器完備。

特徴
京橋はオフィス街でもあり歓楽街でもあるため、キタとミナミを足して2で割ったような雰囲気を醸し出しております。更には、十三の「気取らなさ」を併せ持っているのも特徴の1つ。働くにしろ暮らすにしろ、居心地の良さは折り紙付きですよ。

ポイント
1号線という国道と、JR環状線という2つのライフラインが重なる場所が京橋駅ですので、大阪のどこに、何で行くにしろ、利便性は抜群です。
ちなみに、筆者が1番好きな風俗街がココだったりします(笑)。

大阪の風俗街「総括」


ここに挙げた4つのエリアは、いずれもメジャーなチェーン店が高い確率で店舗を構える場所。どこのエリアを根城にしても、それほど大きく間違うことはないと思いますので、安心して挑んでくださいね。あ、それと、もし、貴女が「大阪に興味がある」と思ったなら、1度観光を兼ねて遊びに来て下さいな。ノックは無用、僕らならいつでも大歓迎ですからね。

「パスポートなしで行ける外国」、大阪へようこそ!(笑)。

追記 文化遺産「飛田新地」

少し先述しましたが、大阪には、芸能人が来阪した際、思わず見学に来るような独特の「色町」が幾つも現存しております。
中でも、ミナミから少し南下した西成区にある「飛田新地」は別格で、呼び込みのオバサンと、軒先にライトアップされた美しい遊女たちはまさに「吉原遊郭」のよう。
訪れた誰もが、江戸時代にタイムスリップしたような感覚に襲われます。
働く、働かないはともかくとしても、「一見の価値がある」ということは、大阪人として記しておきますね。

サポータープロフィール

旅寅

旅寅

  • ライター

大阪在住、43歳のお父さんライター。はてなブログ『夜行性サナトリウム』を2016年より運営。同ブログ内で発表した複数の記事が、はてなブックマーク総合ランキングで1位を獲得したことにより、はてな有数の「バズライター」として知名度を上げ、本格的に執筆活動を開始。同年、カクヨムにて発表した『造花』がカクヨムエッセイコンテストの最終選考に残るなど、精力的に活動中。著作に『日向のブライアン』がある。

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