2018年12月7日 更新

整形で美貌を手に入れ、講習で技術力を身につけた。自信が持てれば全てがうまくいく!|カメラマン・現役吉原ソープ嬢 伊藤メイ子

伊藤メイ子
伊藤メイ子
伊藤メイ子さん 31歳
北海道出身。大学薬学部を中退し、カメラの道へ。現在はカメラマンと吉原現役ソープ嬢、2つの顔を持つ。Twitterでは化け恥ちゃんのアカウント名で自身の整形ネタを赤裸々につぶやき、フォロワーの支持を集めている。ナチュラルな整形ではあるが、少しだけの変化であっても新規のネット指名が格段に増えたそう。浅草在住、日本文化を重んじ、普段から着物や書道をたしなむという和風美人。

Twitterのアカウント名は化け恥ちゃん。その由来は、人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」から。「化けるは恥だが役に立つ」――。整形することで人生が変わった、ということだ。伊藤さんは、吉原ソープに勤務する現役風俗嬢。以前はフォトスタジオに勤務していたこともあり、カメラマンとしての活動を行っている。

現役風俗嬢を卒業しても、自身の経験や知識を活かし、セミナーなのか記事執筆なのか、何かしら風俗業界に関わっていきたいと語る。そのために文章スキルを磨くため、ライティング講座にも通いだした。もちろん風俗嬢のテクニックについても、みっけStoryサポーターであるあかね先生や、伝説の泡姫・沙也加さんの講座に通い技術を習得した。

ひとことで言えば努力家。器用なだけに何でもできてしまうが、そこから先を極めるための苦労を惜しまず、努力する人だ。

大学を中退し、飛び込んだのはファインダー越しの世界

伊藤メイ子
生まれは北海道です。大学受験で東京に上京してきました。大学の薬学部。女性でも一生食べていける仕事に就くように言われたので、親の勧めで薬剤師を目指しました
が……自分がやりたいことではなかったので足が遠のき中退してしまったんです。

その時に出会ったのがカメラの世界。「私がやりたいのはこれだ!」と、すぐに魅了されました。すぐにカメラの学校に通い、基礎から学んで、卒業後は写真スタジオに就職しました。

プロカメラマンとして仕事をするには王道の流れがあるんです。
学校を卒業し、スタジオでアシスタントを経験。ひとりでも仕事ができるようになったら、独立。仕事の依頼は、スタジオ時代の人脈を通じて広がっていく感じですね。

スタジオで働いているときに、病気を患ってしまったんです。脳脊髄減少症という激しい頭痛を伴う病気でした。自宅療養をしていても治らず、手術。やっと治癒し、職場復帰をしようとした矢先、なんと勤めていたスタジオが倒産してしまったんです。

そこで、人づてで紹介されたのが撮影をした写真を補整する“レタッチャー”という仕事でした。カメラマンのアシスタントは重い機材を持つため、しばらく難しいと考えていた私にとってその仕事は助け舟。修正技術を1年半かけて学び、赤文字雑誌と呼ばれるCancamをはじめとする有名女性誌の表紙を担当させていただくまでになりました。

レタッチャーの仕事がメインだったのですが、次第に以前のつながりで単発でカメラマンの仕事が依頼されるようになってきたので思い切って独立。フリーのカメラマンとして歩んでいくことにしたのです。

あくまでも本業優先。自由が利く風俗を副業に選ぶ

伊藤メイ子
おそらく皆さんの想像どおり、フリーのカメラマンってよほど名前が売れていないと、安定した収入は得られません。駆け出しカメラマンの私は、早速副業を探しました
夜に撮影をすることはほぼないので、夜の時間帯で高収入なバイト……。やはり必然的に候補に挙がるのはキャバクラ。トライしてみるも、営業活動と、お酒を飲んでいる人の相手が無理でした(笑)

次は覚悟を決めて、風俗でお店を探し始めます。最初からソープに行きましたね。そのとき私は29歳。若ければ若いほど価値があると思っていたので、この年齢でのスタートはかなり苦しい。だったら収入が良い業種で一気に稼いだほうがいいかなと。

お店選びに関してはいろいろありましたね(笑)。最初はSM店が気になり面接予約をしていました。面接は2日後。その間も他のお店をチェックしていたんです。
すると、求人サイトで、ちょっと変わったアプローチをしているお店を発見。どのお店も、広告ではだいたい誰でもウエルカム的な感じじゃないですか。そこは結構上から目線というか、ちょっと入店のハードルが高そうな雰囲気だったんです。それが逆に気になってしまって、すぐに予約も取れたので面接に行きました。

キャバクラで働いていたので金髪だった私。髪を見て、店長は「うちは清楚系だから無理だよ」と一蹴されてしまったんです。
もう悔しくて悔しくて。その帰り道、すぐに行きつけの美容室に飛び込み黒く染めなおしました。で、黒く染めたあとに再度店長に電話。「黒く染めたからもう一度面接してください」と(笑)。変わった子だと思ったのでしょうね、やる気を認めてくれたようで、採用していただきました。

新人期間を過ぎ予約が減少。やっぱり顔を変えるしかない

伊藤メイ子
最初からソープの仕事は楽しかったです。自分なりに頑張っていました。
新人の頃はお店側もプッシュしてくれるのですが、やっぱりその期間を過ぎると予約が減ってきました。これはまずいと思い技術力をあげようといろいろな講習会に参加しました。そこでかなりスキルアップできたと思っています。あとは睾丸マッサージにも興味を持ち、タイの生殖器マッサージの資格も取得したんですよ。

ただ、うちのお店のコンセプトとして、どのキャストも一定レベルのサービスが提供できることを売りにしています。だから、技術がない子がいないという反面、あまり自分の技術を公の場でアピールできないんですよ。「これ習得しました!こんなことができます!」、って写メ日記に書けたら違うんでしょうけど。

来ていただいたお客様からのリピート率はお店で一番になりました。
でも、ネット指名で新規がなかなか入らないんです。やっぱり顔なのか??
私は顔出しをしていたので「顔を変えるしかない」と思いました。

調べに調べて、韓国へ。やはり親からもらった顔を劇的に変えてしまうことに抵抗があった私は、あくまでもナチュラルに。“整形したとバレない程度で、バランスよく整えたい”というオーダーに対応してくれる病院を見つけました。

元から二重だった目は縦幅を変え、骨格を少し削り、鼻筋を整え、顔の無駄な脂肪を吸引しました。トータルで150万円程度。以前の写真を見せても「あまり変わっていない」と言われますが、それくらいの変化であっても、1割程度だったご新規さんが、7割くらいにまで増えたんです。

私のリピーターさんはゆるい感じの方ばかりなので、何ヶ月も前から予約をしておくということはなく、自分に時間が空いたら予約を入れるという感じなんですよ。整形のおかげで一気に新規の割合が増えましたね。

自分に自信を持つことの大切さ

伊藤メイ子
有名講師のセミナーに出たり、資格を取得したり、顔を変えて思ったのは、自信を持つことは、いい接客につながるということ。
「できているかな、私で大丈夫かな?」そんな不安な気持ちで接客をしていると、お客様にもそれが伝わってしまうんですよね。
自信を持っていると、プラスのオーラが出るというか、お客様もいい方ばかりになってくるんです。

男性の口コミサイトで、お店で一番の口コミ数をいただいていますが、多くの方から明るい、楽しい、という声を頂戴しているんです。
私自身も仕事が楽しいし、縁のあったお客様と過ごすことは嬉しいと感じています。それがきっと伝わるのでしょうね。

以前、写真の仕事で東京ディズニーリゾートに勤務していたことがありました。
キャラクターと一緒に写真を撮れるというサービスで撮影を担当。
さすが夢の国。従業員も来場者もみんなで楽しもう、みんなが楽しい場をつくろう、って気持ちがひとつでした。

風俗も同じだと思うんです。楽しもう、楽しませたい。関わる人たち全員のそんな気持ちが、心を豊かにするというか。

ソープの仕事はあと2年くらいで卒業するつもりです。
そのあとは何か自分で風俗業界に携われたらと思っています。写真も撮れるし、文章も書いてみたい。風俗歴は長くはありませんが、試行錯誤を繰り返し、かなり濃い時間を過ごしてきたので、私が学んだことを皆さんに還元していけたらなって思っています。

伊藤メイ子

伊藤さんは、現在、みっけStoryの取材記事でも撮影をしていただいている。
今後、サポーターとしての活躍にも乞うご期待!

サポータープロフィール

みやねぇ

みやねぇ

  • みっけStory編集部

風俗キャストをサポートするWebマガジン「みっけStory」編集長。生粋の江戸っ子で、情にもろいタイプ。路上で拾ったじいさん猫が宝物(→18歳で昨年天国へ…)。お酒と美味しいパンは正義♡趣味はマラソンと阿波おどり。ともに歴12年。最近は筋トレにハマってます。三角筋と大円筋好き♡

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