- とーこ
- 東京都出身。4歳の時、福岡県北九州市に住み移り、大学で舞台芸術を学ぶため再び東京へ。しかし、お父様の病気、そして死をきっかけに納棺師（おくりびと）になるが、パワハラでメンタルを病み半年で挫折。夜職で働き、お客様と結婚→離婚という波乱に満ちた人生を送る。現在は『すごいエステ 五反田店』に在籍し、大手スターグループ屈指の人気キャストとして君臨。2021年4月、ホンクレメンバーに加入。
- 小夏つむぎ（つむちゃん）
- 広島県呉市出身。3歳から芸能活動を始め、小学5年生で所属事務所管理のもと、東京で一人暮らし。21歳の時、彼氏の誕生日プレゼントを買うために風俗入り。池袋ホテヘル『S級しろうと娘』及び『SELF PRODUCE』在籍。バンビプロモーションのセクシーアイドルグループ「原宿☆バンビーナ」黄色担当。風俗嬢、アイドル、そして役者として、マルチに活躍の場を広げている。2021年4月、ホンクレメンバーに加入。
- まりてん
- 愛知県出身。キリスト教の厳格な家庭に生まれ、男性との付き合いも制約があるなか、当の本人は性に奔放な日々を送る。2016年にデリヘル店のキャスト兼オーナーとして業界に一大旋風を巻き起こしたが、心労が重なり退店。現在は『SELF PRODUCE』に在籍。美術系大学卒業後は広告代理店でwebマーケティングを習得。ホンクレchでは経営スキルやビジネスセンスが存分に発揮されている。
現役風俗嬢によるYouTubeチャンネル『ホンクレch（本指になってくれますか）』。登録者数はついに10万人を突破し、その勢いはとどまることを知りません。
まりてんと、すーちゃんの初代メンバーで始まった同チャンネルは、業界内外に大きなインパクトを与えました。すーちゃん脱退後、春には新メンバーのとーこちゃんとつむちゃんが加入。現在は3人で活動しています
だいぶ雰囲気も変わりましたが、それもまた新生ホンクレchの大きな魅力に。とーこちゃん、つむちゃんの活躍により、今までとは違った層のユーザーが急増したのだとか。
新メンバーは可愛くて、個性豊かで華やか。それでいて、全員が自然に融和する面白さ。
前編ではとーこちゃんとつむちゃんの素性をたっぷりと（笑）。後編ではホンクレの今と、それぞれの想い、彼女たちが目指すべき未来像をお伝えします！
舞台芸術の道に進むはずだったとーこは、納棺師に。
父は宮城、母は福岡の出身。両親は東京で出会い結婚。私も東京で生まれました。4歳の時、祖父（母方）が倒れたことをきっかけに、家族で北九州市の小倉へ移り住むことに。高校時代は舞台をやっていたので、舞台芸術が学べる東京の大学に進学しました。
念願のひとり暮らし。楽しいキャンパスライフを過ごしていた矢先、悲劇が起きました。父ががんになり余命宣告をされてしまったのです。
次第に弱っていき、歩けなくなり。ついに父は自殺…。私も母も自分を責めました。余命宣告を受けて、正直諦めてしまっていたんです。もっとケアしてあげればよかった。なぜもっと生きる希望を与えられなかったのかって。
大学の授業、創作活動が辛くなってきた時、何気なく求人案内のフリーペーパーを見ていたら、そこに出ていたのが「納棺師」の仕事。映画の題材にもなった、おくりびとです。
生きることって？死ぬってどういうこと？
舞台芸術を学ぶために大学に通っていた私は、卒業後、納棺師となったのです。
ご遺体を綺麗な状態で棺に納めるだけでなく、残されたご遺族のケアも仕事のうち。生と死に向き合い、必死で働いていたのですが、やはり給料が安いんですよ。そこで副業として夜職で働くことに。
そこで出会ったお客様と結婚しちゃったんです（笑）
旦那に借金発覚。「どげんかせんといかん！」
納棺師の仕事は、すごくデリケート。にもかかわらず、追い打ちをかけるように職場でのパワハラに遭い、メンタルがボロボロに。完全に病んでしまい、退職。旦那に養ってもらいながらポケモントレーナーとして1年間ゲームばかりするように（笑）。
そこでまた事件が起きました。部屋の掃除をしてたら、お金の借用書を見つけてしまいまして。旦那は普通の会社員だったのですが、なんと結婚直後、私に内緒で仕事を辞めていたんです。しかも借金まで。
働いて欲しかったのですが、彼は病気を患っており、強くも言えず……。「私がどげんかせんといかん！」と、重かった腰をあげ、メンズエステで働き始めました。
疲れ切った私は、ぶらり一人旅へ。そこで「もう限界。離婚しよう」と決意。旦那をに告げ、実家に帰ってもらうよう説得。離婚をしてひとり身になったため、ひとまず収入のいい風俗エステで働くことに。
スターグループの『すごいエステ 五反田』に入店したのは1年前。おかげさまで入店してすぐナンバー1に。マッサージの技術を覚えるのが楽しくていろいろな講習にも足を運んでいます。きっと人を癒す仕事が天職なんだろうなって思います。
3歳で舞台デビュー！つむちゃんは生粋の芸能っ子
広島の呉市で生まれたのですが、両親の仕事の関係で岡山や兵庫などを転々と。3歳から芸能活動をしていて、舞台やテレビ、子ども服のファッションショーなどに出ていたんです。
東京が拠点だったので、週に2回は上京。所属事務所監視のもと、小学5年生の時には東京でひとり暮らしを始めました。両親が共働きだったので、簡単な料理なら作れたし、特に不都合もなかったですね。
高校を卒業してからは、お芝居を中心に、副業として事務職のアルバイト。風俗入りは21歳の時です。その理由は付き合っていた彼の誕生日プレゼントを買うため。少し年上の彼だったんですが、カメラを欲しがっていたので内緒でプレゼントをしたくて。せっかくだから頑張ろうと。
早速「高収入バイト」で検索し、まずはソフトサービスを全面に出すお店に面接へ。「うちの店、どんなサービスをするか知ってる？」って。詳しく聞いたら、普通にヘルスの内容でした（笑）
すぐに即答できず、家で今一度考えました。でも始めるなら早いほうがいいし、悩んでいても仕方ないので、入店を決めました。
最初はやっぱり風俗というお仕事に抵抗があったので、稼いだら辞めようと思っていたんです。でも、いざやってみると、こんなに自分の生活リズムに合っている仕事は他に無いなと。お芝居の合間でも自由に出勤できて、短時間でもよくて、しかも楽しい。
彼氏には風俗でバイトをしていることはもちろん内緒にしていたのですが、財布に入れていたホテヘルのカードが見られちゃって。修羅場になり、結局別れちゃいました。
風俗で働きながら舞台ができる幸せ
今のお店『S級しろうと娘』に入店したのは3年前。その時在籍していたお店が、本強や盗撮があったのにきちんと対応してくれず、辞めたいなと思っていた時だったんです。そのタイミングで、たまたま広告で知り、入店。
お店も居心地が良く、芝居も順調。でも、ある時、当時芸能活動をしていた時のSNSアカウント（別の芸名）に、風俗店の宣材写真や、風俗での活動情報を晒されてしまったんです。顔出しもしていたので、もう隠しようもなくて。
風俗で働くことについて、事務所がNGを出す場合もあれば、共演者がNGを出すこともあるんですよね。うちの事務所は風俗NGだったため、退所。しばらく風俗1本で働いていました。
2019年、セクシーアイドルグループ「原宿バンビーナ」のオーディションがあり、合格。以前知り合った演出家さんとの再会を機に、再び舞台に立てるようになったんです。嬉しいことに風俗で働いていることを隠すことなく、堂々と風俗を認めてくれる環境で。
実は、まりてんが経営していた某お店で少しだけ働いたこともあるんですよ（笑）。ちなみにこの秋から、まりてんも在籍する『SELF PRODUCE』にも籍を置くことになりました。
