2021年3月17日 更新

高級店で勝ち残るための“プラスα”を求めて。学びを止めない、双子の泡姫

ラビアンローズ

「吉原の高級店に双子のソープ嬢がいるらしい」――。

双子の泡姫は『ラビアンローズ』に在籍する、みゆなさんとくうさん。お店の設定ではなく、正真正銘、実の双子です。おふたりは、みっけStoryのサポーターでもある、伝説の泡姫・沙也加さんの講習を受けているのだとか。

伝説の泡姫 沙也加「今こそ伝えたい接客の極意」#1.風俗嬢の心構え

双子であるゆえの誹謗中傷、童顔・低身長が高級店で指名を取り続ける難しさ。そして、コロナ禍で客足が減り、ますます「今のままではダメなのだ」と感じたそう。行き詰った現状を打破するために頑張る、可愛らしいツインズ。講習の日にお伺いし、沙也加さんも交えてインタビューを行いました。

ラビアンローズ

数日前に誕生日を迎えた沙也加さんに、みゆなさんとくうさんからケーキのプレゼントが♪

双葉みゆな(姉)
福岡県出身。身長152cm。高校卒業後、大学進学のため上京。飲食店でアルバイトをしていたが、生活費が厳しくなり、先に入店した妹のくうさんの紹介で『ラビアンローズ』に入店。高校時代は本格的にダンスを習っており、チームで出場した大会では全国大会の入賞経験もあり。最近の趣味はゲームで、ついつい課金してしまうのだとか。性格は穏やか。イヤなことがあっても感情を表に出さないので、万人受けするけれど、自分は気疲れしてしまうタイプ。
双葉くう(妹)
福岡県出身。身長153cm。高校卒業後、大学進学のため上京。過保護な親元を離れたくて、東京へ来たものの、仕送りは一切断っていたため、次第に奨学金返済が厳しくなり20歳になってすぐ吉原の高級店へ。しかし、お店のスタイルが合わず退店し、現在の『ラビアンローズ』へ。趣味はゲームと料理。なるべく自炊をして健康的な生活を心がけているそう。性格は明るくサバサバ。みゆなさんと逆で感情表現が顔に出るタイプ。

『この子たちに必要なのは、お客様に色を付けてもらうこと』

ラビアンローズ
私も姉妹の講習をしたことはあるけれど、双子は初めて。業界でも正真正銘の双子は、なかなかいないと思います。それも同じ店で、双子の二輪車ができるなんて本当に希少。

ふたりとの出会いは、昨年の夏。くうちゃんが最初に連絡をしてきてくれて。そのあと、ふたりの講習が始まりました。私の講習に来る前にも、ふたりはいろいろな講習を受けていたんです。全国、有名な講師の元を訪ねて大金を使ってきた頑張り屋さん。苦労もしてきているから、何とかしてこの子たちを売れるようにしたいんですよ。

今は、まだまだ足りないことが多い。それは、自然に醸し出せるエロさと色気

プレイではなく、言葉を操るテクニックも必要。こういう童顔でロリ系の子が年齢を重ねていくと、この先、高級店で指名を取り続けるのは難しくなる。かわいいだけでは売れなくなるんです。今、ふたりには、技術と雰囲気づくりが圧倒的に不足している状態。

今はまだ「色がない」んです。そのためにはどんどんお客様の指名を増やし、男性が求めるエロさを自然と出していけるようにしないと。お客様の数をこなしながら、お客様に色を付けてもらいたいですね。技術は私が責任持って教えます。

本指名で返すための“プラスα”を習得したい

おふたりが沙也加さんの講習を受けようと思ったきっかけを教えていただけますか?
沙也加先生がテレビ番組に出た時に「こんなすごい人が講習をやってるんだ!私も受けてみたい」って思ったんですけど、自分が受けられるかも分からなくて。ネットで検索したら、みっけStoryに掲載されていた沙也加先生の講習の記事を見つけたんです。そこに連絡先も載っていたので、すぐに連絡してみました。
みっけが役に立ったわけですね!
はい。たぶん、沙也加先生の講習を受けられること自体知らなかったし、受けたくてもどこに連絡していいか分からないので、とてもありがたかったです。
そう言っていただけて嬉しいです。沙也加さんの講習を受ける目的は、やはり技術を磨きたかったからでしょうか。
最近になって、このままじゃダメなんだって思い始めて。指名の返りがよくないのは分かっていたんですけど、ネット指名やフリーは入っていたので、まぁこれでいいかと甘えていた部分がありました。でも、コロナ禍で、お客様が減ったとき、本指名のお客様の存在が大きいと実感したんです。
指名の返りが良くない原因は、ご自身で何か思い当たりますか?
『ラビアンローズ』は高級店で、レベルの高い女の子ばかり。かわいい系から綺麗系まで、様々なタイプが在籍しています。よほど気に行ってもらえたら次回、本指名も入るのですが「次はあの子と遊んでみたい」というお客様も多いんですね。結局私たちに、本指名で返せるほどの力がないってことなんです。
なるほど……。高級店だと全体のレベルが高いから、指名を取るには“特別な何か”がないと難しいわけですね。
正直、ソープで童顔・低身長のロリ系は、初回のお客様がつきやすいんです。でも、それ以降は、やはりプラスα”がないと、なかなか継続してお客様に指名していただくのは難しくて。それを痛感したので、積極的に講習を受けることにしたんです。

講習は高ければいいとは限らない

先ほど沙也加さんが、おふたりは講習にかなりのお金をかけているとおっしゃっていましたが?
そうなんです。有名な先生が地方にいれば、そこまで講習に行きましたね。以前、現役の有名な方についたのですが、私たちにはちょっと合わなかったですね。
「合わない」とは?どういうことでしょう?
その先生は胸がとても大きくて、胸を使うような技を教えていただいたのですが、私にはそこまでボリュームがないので胸が届かなくて。スリムな方や胸が小さい方は無理でしょうね。
そう。私たちは「と、届かない……」みたいな(苦笑)。きっとその講師の方と同じような体型の女の子なら、すごくいいのだと思うんです。講習も、合う合わないがあって難しいなと思いました。
確かに、受ける女の子に合った講習をしてもらえないと、あまり意味がなくなってしまいますね。ちなみに、その講習はおいくらだったのですか?
ふたりで3枠(6時間)取ったのですが、40万円でした。

40万円!?ちなみに沙也加さんの講習はおいくらなのでしょう?
沙也加さん
私はずっと変わらず2時間2万円ですよ。現役の風俗嬢が講師になって教えることが多くなっていますけど、私は学びたい女の子から高額を取ることはしません。お金はお客様が持ってくるもの。稼ぎたくて学んでいる子から、高額を取ってしまってはかわいそうじゃないですか。
沙也加さんのような方が2万円とは驚きです。これを見てまた講習の申し込みが殺到してしまうかも(笑)。でも、本当に講習選びは難しそうですね。
行ってみて判断するしかないですよね。私の知り合いも、ある講師の方を訪ねたのですが、ひとつ質問をすれば延々とその解答を話されて、技の実技がほとんどなかったとか。具体的には髪の毛が湿気でまとまらないって話をしたら、ずっと髪の毛の話だったみたいなんです。「髪の話をしたくて講習を受けに行ったわけじゃない」って怒っていました(苦笑)。あとは、ずっとスマホを見ていて、こちらに集中してくれない先生とか。いろいろ失敗談があるようです。
金額が高かったり、有名だからいいわけでもないんですよね。行ってもやる気が損なわれたり、悲しくなっちゃうのは辛いです。たくさんの講習があるので、事前に何を指導してくれるのか、口コミなども含めてしっかりと下調べをするといいですね。沙也加先生は、優しく厳しく、しっかり向き合ってくれるので、頑張ろうって思えます!

誹謗中傷に負けたくない

ラビアンローズ

双子の泡姫ということで、二輪車を希望される方も多いのでしょうか?
多いですね。最初にみゆなかくう、どちらかで入って、そのあと二輪で入ってくれる方もいらっしゃいます。会ってみるまで、私たちが双子であることに疑心暗鬼の方がほとんどで。「双子っていうのは、お店の設定なんじゃないの?」って言われたり(笑)
双子の二輪車と聞いたら、試してみたくなるお客様の気持ちはわかります(笑)
ただ、それも最初は物珍しさで入ってくれるんですけど、後が続かないんです。二輪になれば金額も倍になりますし。珍しいだけでは継続していただけないですよね。
それが先ほどもおっしゃっていた“プラスα”なわけですね。
誹謗中傷も多くて悩んだこともありました。
どんなことを言われてしまったのですか?
やっぱり「双子でやるなんて気持ち悪い」というのは傷つきました。あとは「ふたりでソープに勤めるなんて、よほどお金に困ってるんじゃないか」とか。極めつけは「お客様がつくのは、双子が珍しい二輪だけ」とも。
そういうことを言われないためにも、売れる風俗嬢になるしかないですね
沙也加さんから見て、ふたりの二輪車はいかがですか?
沙也加さん
阿吽(あうん)の呼吸があるのは、姉妹でもなく、双子ならではだと思ったの。動きの変化、ポジションの移動なんかは、目で合図をして、自然に動けるのは本当に素晴らしいですよ。

おふたりも、その「阿吽の呼吸」を実感していますか?
そうですね。性格の違いをお互い理解できていることで、ストレスなくプレイに集中できます。
例えば少し力が強いお客様の場合でも、みゆなは我慢しちゃんです。そんな時は、ポジションを変えてみゆなが責め、私が受け身になるよう場所を動いたりしていますね。私は痛かったら痛いって言えるので(笑)
なるほど!それは大きなメリットですね。
あとは、講習時にメモをとるんですが、走り書きなので後々読み返しても覚えていないケースも多々あって。そんな時でもだいたいどっちかが覚えているんです。
お互いに練習台になって何度も復習ができるのもいいよね。だから最初、沙也加先生は私たちが講習を受けた後に、何も質問もしてこないので不安だったみたいです(笑)
沙也加さん
そうなんですよ。いつでも質問があれば連絡してきていいって伝えたのに、全然連絡してこないのよ。大丈夫かな、って気になっちゃって。まさかふたりで練習して、解決しているとは思ってなかったです(笑)
沙也加さんから見て、今、ふたりにアドバイスをするとしたらどんなことでしょう?
沙也加さん
すごく頑張り屋さんなんだけど、やっぱり表現がまだまだ上手くないんです。風俗嬢はエッチな言葉を自然にどれだけ言えるかも、スキルのひとつ。隠語をサラッと使いこなせるようになってほしいんですよね。
苦手。できない……(笑)。他の子と二輪に入ったとき「こんな清楚系なのに、すごいことを普通に言ってる」ってびっくりしたよね!(笑)
前よりは意識してるけど、全然できないよね。恥ずかしい。頑張らないと。
最後に、おふたりの夢を教えてください。
風俗は究極の接客業だと思います。普段見ることができない、お客様の欲をさらけ出し、リフレッシュできる場所。そんな場所なのに、今までは接客が流れ作業、ルーチンワークのようになっていたんです。沙也加先生から言われた「まずは自分が楽しまなければ、お客様も楽しめない」いう言葉にハッとしました。これからは技術を身に着け、たくさんの人に必要としてもらえるようになりたいと思っています。
沙也加先生の講習を受け、技術面だけでなく、言葉での雰囲気づくりの大切さを学びました。お客様の反応が良い方向に変わったことで、自信もついてきました。風俗嬢は頑張れば頑張っただけリターンも多く、やりがいのある仕事だと思います。高級店では長く働くことが難しいと言われる童顔・低身長でも、できるだけ長く続けたい。そのためには、もっともっと知らない技やテクニックを身に着けてしっかり指名を返せる風俗嬢になりたいです。

最初は、ビジュアルや、双子という希少性でお客様の指名もあったそうですが、いつまでもそれが続かないのが風俗の厳しさ。現状に満足していたら、お客様は離れていく。
特に高級店は、ルックスだけでなくテクニックも必要になってきます。ロリ系の初々しさだけでは、勝ち残れないのです。
ラビアンローズ』に咲くの双子の泡姫は、自分たちの弱点を理解し、それを克服するために今日も一歩ずつ前に進んでいます。

ラビアンローズ

サポータープロフィール

みやねぇ

みやねぇ

  • みっけStory編集部

風俗キャストをサポートするWebマガジン「みっけStory」編集長。生粋の江戸っ子で、情にもろいタイプ。路上で拾ったじいさん猫が宝物(→18歳で昨年天国へ…)。お酒と美味しいパンは正義♡趣味はマラソンと阿波おどり。ともに歴12年。最近は筋トレにハマってます。三角筋と大円筋好き♡

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