2017年5月26日 更新

夢は手の中に。ただいま渡米への準備中|屈強な黒人男性ちゃんインタビュー後編

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プライドは捨てない。風俗も整形も全て私|屈強な黒人男性ちゃんインタビュー前編

プライドは捨てない。風俗も整形も全て私|「屈強な黒人男性ちゃん」インタビュー前編

整形に使った費用は約700万円

整形

――では、整形について教えてください。どのパーツを整形したのですか?

首から上全部です。

――具体的なダウンタイムや金額などをお聞きしてもいいですか?

一番最初は目です。目頭切開、目尻切開、全切開、麻酔なども含めるとだいたい100万円くらいですね。
腫れが引くまで2週間、傷が治るまで2週間。合計1ヶ月くらいで復帰できました。
鼻はプロテーゼ60万、小鼻縮小35万、麻酔含めて100万円弱でした。

輪郭が一番大変でしたね。頬やあごを削り、ひどく腫れてしまって。1ヶ月半くらいはマスクがないと外に出れませんでした。輪郭削るのが150万、頬は70万円です。

逆に口は口角をあげるのとボトックスで15万円程度。翌日には外に出れました。その他に再切開なら何やらして、合計650万円くらいは使ってますね。

――順番にやってるんですよね。その間、お仕事はどうされていたんですか?

パーツごとに順番にやっていきます。仕事は在籍を下げてもらってお休みですね。常連さんが多かったし、前から整形するって言ってたんです。みなさん「夢が叶うね」って応援してくれてたんですよ。

――そこまで話せるなんて本当にいい関係ですね! もう整形は終わりですか?

歯をセラミックに変えたり、6月には脂肪吸引と眉間プロテーゼをするために韓国へ行こうと思っています。

聖書の教えを体に刻み込む

祈る
――そのあと夢だった留学をするのですね。場所はどちらへ?

アメリカです。私はクリスチャンなのでアメリカの神学校へ通います。時期は来年の2月頃を目処にしています。今両腕と背中にTATOOを入れているんですけど、夏の間は避けてたりするとそれくらいの時期かなって。

――TATOOはなぜしようと思ったのですか?

クリスチャンとして大切な教えを忘れないように体に刻み込もうと思って、聖書から引用した言葉を入れます。

「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。」

――今は準備期間として何をしているんですか?

仕事はしていません。英語の勉強をしていますね。字幕なしで映画を観たり。

――そうそう、本や映画には相当詳しいんですよね!

映画

映画は年間280~350本、合計すると2000本以上観ていると思います。本も数えたことはありませんが、昔から月に4冊は必ず読んでいるのでかなりの数になっていると思います。今は本を読んだり映画を観たりしてゆったり過ごしています。

――しばらく働かなくてもいいだけの収入も得た、と?

留学費用1000万円と、それなりの生活費を貯めました。
援助をしてくれているパパが海外で仕事を手がけていることもあって、留学の準備も手伝ってくれています。

――将来は神学校に行ってそのあとはどうするんですか?

仕事はそれこそ日本語通訳などを行いながら、アメリカに住むのが夢です。あとは、結婚するのが目標です!(笑)

――叶うといいですね! それでは最後にみっけStoryの読者に向けてメッセージをお願いします。

夜の仕事は大金を手に出来る一方で、自分の若さを売る仕事であり後戻りは出来ないと知って欲しいです。
どんなに金銭感覚は狂わない、いつかやめられる、と思っていてもずるずる流される世界で、罪悪感なんてものは手にする金額のあまりの多さに掻き消されます。

自分だけは大丈夫だと思わないで欲しいです。例外はありません。

世間体はやはり悪いのも当たり前。それでもそんな仕事を自分の意思で選んで入ったならプロである意識を持って仕事をして欲しい、私はそう思います。

よく夜の仕事は時間を売ってるだけで心は売ってない、と言いますがお金を頂いている以上は心から楽しませるべき。
自分に値札がつく、それを自覚し働いて欲しい。

そして自分を卑下しないで欲しい。どんな仕事であろうが、プライドは捨てないで欲しい。

夢があれば、
きちんと目標があれば、
自分を見失わなければ、

いつか振り返った時に誰かに言う事は出来なくても自分の中でやっていてよかった、と言えるはずだと思います。

インタビューを終えて。

強いメッセージが、胸に突き刺さる。
これが「屈強な黒人男性ちゃん」。
すべてに一生懸命な女の子は、運命をも操ってしまった。

改めて考えてみたけれど、10万人から支持される理由は何だろう。
『普通じゃ考えられないような人生』が背景にあったからなのか、本をたくさん読むからなのか、とても豊かな感性を持っている。
そして、時折垣間見える弱さと、それを封じ込める強い意志に人々は憧れを抱くのかもしれない。

以前、Twitterでつぶやいていた印象深い言葉がある。

「整形って痛いですか? 怖いですか?」って質問いい加減やめない?
顔にメス入れて痛くないと思う? 怖くないと思う?
自分の顔でこれからの人生を生きていく事のほうが怖くて痛いと思った人がとる、最後の手段が整形なんだよ。

闇色の過去は、心から消え去ることはない。
しかし、痛みと闘い、堂々と生きていける美貌を手に入れた。
風俗を通じ人脈と大金も手に入れた。

人の何倍も悩み、苦しみ、努力し、自ら幸せをたぐり寄せたのだ。

空

夢に向かって。
彼女は、今を全力で生きている。

プライドは捨てない。風俗も整形も全て私|「屈強な黒人男性ちゃん」インタビュー前編

サポータープロフィール

みやねぇ

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  • みっけStory編集部

風俗キャストをサポートするWebマガジン「みっけStory」編集長。生粋の江戸っ子で、情にもろいタイプ。路上で拾ったじいさん猫が宝物(→18歳で昨年天国へ…)。お酒と美味しいパンは正義♡趣味はマラソンと阿波おどり。ともに歴12年。最近は筋トレにハマってます。三角筋と大円筋好き♡

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