2019年6月11日 更新

接客力を上げるビジネス講座! 話題のビジネス用語「TPP」と「PPAP」の違いとは?

話題のビジネス用語TTPとPPAPの違いとは?

風俗で働いていると、ビジネスパーソンのお客さまも多くいて、ビジネスの話題になることもありますよね。だけど、お客さまは熱心に語ってくれるものの「内容が難しくて理解できない……」なんてこともあるかもしれません。

逆を言えば、少しビジネスの話題についていけるだけで、それだけ会話が盛り上がるということ。経済系の話が好きな男性は多いので、好印象を与えることにもつながりますよ。

そこで本シリーズでは、今話題のビジネスキーワードをピックアップして解説していきます。今回、取り上げるのは「TPP」。会話での活用例も紹介しているので、要チェックです!

そもそも「TPP」って、どんな意味?

今、話題の略語と言えば、「PPAP」ですね。「ペンパイナッポーアッポーペン」の頭文字と取って、「PPAP」になっていると知っている方は多いでしょう。これからの忘年会シーズンで、さらに聞くことが増えそうですね。

「TPP」も、それと同じように「Trans-Pacific Partnership」の頭文字を取ったもの。日本語に訳すると「環太平洋パートナーシップ」となります。今、なぜ話題に上がっているのかと言えば、アメリカ大統領選挙で勝利したトランプ次期大統領が「TPPから離脱する」と発言しているから。(2016年12月12日現在)

「だけど、それの何が大変なの?」というアナタ。これが私たちの生活に影響するくらい重要なことなのです。

なんでTPPが必要なの?

なんでTPPが必要なの?

そもそもTPPとは、日本とアメリカ、オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポール、ベトナムの12カ国が参加する貿易協定です。

「そんなに、たくさんの国が集まって何をするの?」と思うかもしれません。それを理解するには、日本の現状を知る必要があります。

今、日本は様々な理由から、モノを作っても国内では売れない時代になりました。少子化や給料の低下、将来が見えない不安などから、消費を控える傾向が強くなっているんです。でもモノを買ってもらえないと、国内の多くの産業が成り立たなくなります。そこでTPPの構想が出てきました。

なんだか良いアイデアに聞こえますよね。でも、問題もたくさんあるんです。

TPPの問題点の前に、ここをチェック!

TPPの問題点を紐解くには、「関税」を理解する必要があります。関税とは、外国から商品を日本へ輸出するときにかかる税金です。なぜ関税が必要かと言えば、国内の産業を守るため。

例えば、もし海外から安いお米がたくさん入ってくると、日本の農家は米が売れなくなって失業してしまいます。そうしたことを防ぐため、関税をかけて国内産業を守っているんです。

だけど「その関税を取っ払ってしまおう!」と言うのが、TPPの基本的なコンセプト。参加する国々の間で、自由に商品をやり取りして、経済を活性化しようと考えているのです。

TPPの問題点って何?

TPPの問題点って何?

日本には、高品質な精密機械や自動車など、魅力的なモノがたくさんあります。それを世界に売れば、企業の業績が良くなって、景気も好調となり、給与が上がるなんてことも。しかも、アメリカとかから安い穀物が入ってくれば、飲食店のメニュー料金が下がるかもしれません。

「良いことずくめじゃない!」と思うかもしれませんが、ちょっと持ってください。そもそも関税は、国内の産業を守るためにあったはず。それが撤廃されるということは、日本の産業のいくつかが壊滅的なダメージを受けるかもしれません。また、例えばBSE(狂牛病)に感染した牛肉が知らないうちに紛れ込んでいて、食の安全が崩壊するなんてことも。消費者にとっては良いことがたくさんあるけれど、国単位で考えたら、なかなか難しいものなんですね。

トランプ次期大統領は、国内産業を守るため、TPPからの離脱を表明しています。(2016年12月12日現在)ちなみに、一度加盟した後で離脱となると、損害賠償などが発生する可能性があるんだとか。

フレーズ例を紹介!TPPは、こう使おう

「なんだか難しい」と感じた方もしるかもしれません。だけど安心して下さい。難しいからこそ賛否に分かれる繊細な問題なんです。そのため、会話で使う時なら、どちらの側にも立たず絶妙なところをつく必要があります。それを踏まえて、フレーズをご紹介。

【フレーズ1 ~初級編~】

「TPPって、貿易が自由にできるやつだよね」

◎ポイント

「貿易が自由」というフレーズで、TPPのことは何となく理解していることを伝えられます。後はビジネス系の会話が好きな方なら、詳しく話してくれるはずです!

【フレーズ2 ~上級編~】

「消費者にとっては良いけど、国にとってはどっちか分からないよね」

◎ポイント

TPPの問題の核心を付いているので、頭の良さを見せつけることができます!デキるビジネスパーソンなら、このフレーズを聞いた瞬間、あなたの虜になるかも。

これから、ますます話題に上がることも多くなりそうなTPP。うまく会話に取り入れて、ビジネス系の話題が好きなお客さんとの時間を盛り上げちゃいましょう!

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みっけStory編集部