“雄琴のナンバーワン”として名を馳せたTSUBASAさん(当時は「清本五月」)。
しかし、子宮頸がんの一歩手前である高度異形成という病気が発覚し、手術。
30歳になる区切りとして現役を引退し、セカンドキャリアをスタートさせました。
二児の母として、接客アドバイザーとして、さらに新事業にも積極的に取り組んでいます。
「私たちはいつだって、いつからだって、輝ける」。
ひとりでも多くの女性に、このメッセージが伝わりますように。
再婚し、二児の母としても奮闘中

意気揚々と店長になったものの、2回“飛んだ”んです(苦笑)
やはり、キャストとして働くのと、現場の仕事は全く違うんですよね。
お客様の電話受け、女の子のシフト管理、ケア、講習。
店長でありながら、女の子の管理を全て受け持って。やることが膨大で業務がうまく回せないもどかしさ。
それを見ていた直属の上司が、役職を「店長」から「グループ全体の広報」に変更することを提案してくれました。
SNSの活用が得意だった私は、お店の宣伝をしたり、お店のホームページでブログを書いたり。
もちろん女の子のケアは引き続き継続していました。
プライべートでは、32歳のとき、再婚。

お相手は仕事とは別で知り合ったごく普通の会社員。
今は、ふたりの娘のママです。
一時は、病気のため「子どもを産めないかもしれない」と思っていたので、無事に出産ができ、本当に嬉しかったです。
夫には、仕事のことを全て話していて、過去も現在にも理解があります。
とはいえ「理解はするが、好ましくはない」、そんな感じですけれど(笑)
仕事と家庭の両立は大変でもありますが、とても幸せです。
風俗という仕事だからこそ、品のある女性であってほしい
幅広くお仕事をしていくために、PuruPuruグループの広報は、2025年2月に退任。
現在は、風俗の接客アドバイザー・セミナー講師としてSNSで発信、講習、イベントなども行っています。
私が教えているのは技術的なものではなく「プロ意識」。
1位にしか見れない世界を見たい方、より高見を目指す方に向けて、美しい所作や、自分を演出するテクニックなどをお伝えしています。


セミナーではテーブルコーディネートにもひと工夫。参加者からはモチベーションが上がると絶賛の声
また、技術面に関していうと、ソープの技術やバリーションを教える講師の方はたくさんいらっしゃいますが、私はソープの技術を教えるのではなく「自分が持っている技をどう演出するか」。
たくさんの技を持っていても、プレイをこなすことだけに集中してしまう女の子が多すぎると思っていて。
技をやみくもに増やすのではなく、今持っている技に、磨きをかけてみるのもひとつの接客術。
例えば、今の技にプラスして「表情」を付け加えるだけで、お客様の満足度が格段に上がるんですよ。
そして何よりも大切にしていただきたいのが
“品行、品性、品格“。
こういう仕事だからこそ、品のある女性であってほしいと思います。
どんな人に褒められたら嬉しいでしょうか。
会いたい、触れたいと思うのは、どんな人でしょうか。
お客様の心を掴むには、憧れの存在になること。
品性のある女性は、多くの男性にとって、憧れの対象となります。

最近SNSや写メ日記で「脱げばいい」「過激な写真を載せればいい」と思う女の子が増えている気がします。
そうしなければアクセスが稼げない、と思っていませんか?
脱ぐことでアクセス数は数千、数万単位で増えるかもしれませんが、そのうちどれだけ自分のお客様として繋がっているのでしょうか。
今は、身バレやデジタルタトゥのリスクもありますし、脱ぐことを安売りしないで欲しい、と思うのです。
やはり私は写メ日記を大切に使っていくことをおすすめしています。
コツコツ綴る写メ日記は、お客様が自分に合うかどうかを見定める重要なアイテム。
「会いたい」と思ってもらえるような工夫が、最後のひと押しになります。
SNSでアクセス数が多い女の子より、SNSを一切やらず、写メ日記だけで満枠になる女の子を何人も見てきました。
しかも「脱がずに」、です。
写メ日記も、アクセスの数ではなく、1日に接客できる人数にだけ刺さればいい。
「興味を引くために脱ぐ」女性が多いですが、来店に繋がることはわずかです。
最終的に継続して指名をしてくださる方が見ているのは「内面」なのです。
「色恋接客」と「恋人接客」の違い

よく「色恋接客」と「恋人接客」の違いを聞かれます。
どちらもお客様の心をつなぎ留める接客方法であることに違いはありません。
しかし明確な違いがあります。
「色恋接客」は、「好き」「愛している」といった決定的なワードを口にすること。
ずっと連絡を取り続けるなどして、お客様は付き合っていると勘違いします。
頻繁に会いに来てくれるので、ある意味、成功かもしれませんが、しつこくつきまとわれ、連絡も頻繁に来ます。
しかし、約9割の女性は、途中から連絡を継続できなくなってしまうのです。
「恋人接客」とは疑似恋愛。
決定的な言葉を言わなくても「お互いを想い、慕い合い、好き合っている」と、感じる時間を共有すること。
120分のなかで、勘違いをさせてしまうような言葉は使わない。
でも、恋人のような穏やかで熱い時間。
もちろん、その間、お仕事感は出さないように。
120分までは恋人。121分目からは他人。
これが「恋人接客」です。
私は風俗という過去を背負っていく

今後は、自分の会社を立ち上げ、風俗とは全く別の、香りの事業をしていきたいと考えています。
一方で、風俗で働く女性に向けたコーチングや講習も引き続き行っていきます。
子どもが生まれた今、顔を出して仕事をすることについて、正直悩むこともありました。
ただ、風俗嬢だった過去をあえて前面に出すことはなくても過去を消すつもりもないし、隠すつもりもないんです。
頑張って来たことは事実で、今の自分があるのは、風俗という仕事があったから。
娘たちが大きくなった時、私の過去を知る時がくるかもしれません。
どう感じるのかな。複雑な気持ちになってしまうかな。
でも「そんな過去もあったんだね」って言われるくらい、それ以上の何かを成し遂げていれたらいいな、と思うのです。
過去も、そしてこの先も、胸を張れる人生を送っていたいですね。
みやねぇの編集後記
「清本五月」から“TSUBASA”へ。
突然の改名に驚いた方も多いと思います。
慣れ親しんでだ源氏名ではなく、本名である「つばさ」を名乗ること。
その背景には、本来の自分で、新しい未来を切り拓こうとする覚悟がありました。
今回の改名の件も含め、思い立ったらその道を信じ、突き進む。
「つつましさと大胆」そのギャップも楽しい。
聞けば聞くほど、引き出しが多く、ぐいぐいと魅力に引き込まれていきます。
現在は、接客アドバイザーとして、定期的にセミナーを実施。
TSUBASAさんのセミナーは「プロとして」の意識やおもてなしの極意を伝えるもの。
「もっと頑張りたい」「上を目指したい」という全ての女性に役立つように思います。
将来、風俗はあなたにとって「忘れたい過去」になるでしょうか?
もちろん、人に言うことはできない方も多いでしょう。
それでも卒業をする際に「頑張った」と思えれば。
何かひとつでも、得たものがあれば。
この仕事に胸を張ることができるのではないでしょうか。
今日の自分は、未来の自分。
好奇心、向上心、失敗をして、また学ぶ。
輝く未来を掴むため、TSUBASAさんは努力を止めません。





