2017年4月7日 更新

デリヘルでナンバーワンの子はいくら稼げる?

デリヘルでナンバーワンの子はいくら稼げるのか?

完全歩合制(フルコミッション)

当コラムでは何度か書いておりますが、風俗業界に飛び込む=稼げるという図式は、残念ながら成り立ちません。

どうもイメージ的に「女性の必殺技」(繰り出せば必ず勝てる)的に誤解している方が多いようなのですが、風俗業界で働くことは、いわば「普通の就職」であり、ほかの多くの仕事と同じく、成功するかどうかはその人次第です。

風俗業界は完全実力主義

頑張った人が必ず成功するわけではないにしても、成功した人でまったく頑張らなかった人はひとりもいない――。

風俗業界は、そんな今時珍しい「完全実力主義」の業界なのです。
(え?どの業界も例外なくそうじゃないの?)

そう感じたあなたは、物すごくいい環境で働いている人かもしれませんね(笑)。
ほぼすべての業界で言えることかもしれませんが、実力だけで登れる階段の段数なんて、タカが知れています。

政治、こび、根回し、策略、縁故、色気……。

シビアなアメリカと異なり、いくら優秀でも世渡りがうまくないと上へ昇れないのは、いわば日本社会の常識です。組織というピラミッドはさまざまな「思惑」や「事情」を内包して成り立っており、どれだけ結果を出しても、どれだけ勤勉に働いても、給料や肩書に反映されていない人なんて、それこそ無数にいるわけですね。

風俗業界は完全歩合制(フルコミッション)

ところが、風俗業界で働く女性は「完全歩合制(フルコミッション)」ですので、お客様からの指名が入れば入るほど、ダイレクトに収入が増えてゆきます。

基本給に依存しない、個人事業主的な側面をもつ職種の夢がある部分ですよね。
(ところでデリヘル店で「ナンバーワン」になったら、どれくらい稼げるんですか?)

ハイ……それが今日の本題です(笑)。多くの方々によく聞かれる内容ですので、本日のコラムはそれについて思いっきりリアルに書いてゆこうと思います。

題して、『デリヘルでナンバーワンの子はいくら稼げる?』
それでは、どうぞご一読ください。

ナンバーワンクラスの給料計算

お客様がお店に支払った料金は、当然、そのお客様を接客した方に支給されます。ところが「女の子の取り分」というのはお店ごとに異なりますので、一概に「これくらい」となかなか断言しにくいのが実情なんですね。

「高級店」「リーズナブルな店」「太っ腹なお店」「ケチなお店」など、待遇はまさに千差万別でして……。その子がどんな方針の、どんなお店に在籍しているかによって、収入は大きく違ってくるのです。

さらに、お客様が選ぶコースによっても、「取り分」や「接客人数」は大きく変わってきますし……。そんなわけで、とりあえずは「平均的なお店」「平均的なコース」を採用して、ナンバーワンの子の収入を探ってゆくことにしましょう。

風俗業界ナンバーワンクラスの給料計算

例)60分コースのお客様の場合

  • お客様がお店に支払う料金
    →18,000円(指名料2,000円含む、交通費・ホテル代は別途お客様負担)
  • お店がその中から徴収する額
    →8,000円
  • 女の子の収入
    →1万円(指名料込)

恐らく、この辺りが平均値と思われます。お客様がリピーターの場合は優遇されて、もう1,000~2,000円くらいは上乗せされるかもしれません。

また、長時間コースも入りますから何ともいえない部分はあるのですが、まずは計算しやすいように、この「1万円」「基本単価」として、ナンバーワンの女の子の「接客人数/日」と「稼働日数」をそれに掛けてみることにしましょう。

デリヘル店ナンバーワンは年収一千万円

例)1日8時間×20日稼働した場合

  • 1日に彼女を指名するお客様
    →4人(移動時間や長時間コースを考慮)
  • 週1~2日休み、生理休暇4~5日考慮
    →20日稼働
  • 女の子の収入
    →1万円×4人×20日=80万円(月収)
    →80万円×12か月=960万円(年収)
日給4万円、月給80万円、年収960万円

もっと単純化すれば、平均的なデリヘル店のナンバーワンの子は、理論的にも現実的にも、日収5万円、月収百万円、年収一千万円くらいは稼げるということで、間違いないと思います。

月下美人

年収「二千五百万円」のデリヘル嬢

実際、デリヘル業界には(年収一千万円でさえ甚だ過少である)というカリスマが大勢生息しております。

例えば1日に5人以上の接客にあたる子なんてザラにいますし、高級店では90分コースの料金が「7万円」なんて状況(お客様ひとり当たりの取り分が4~5万円)でガンガン指名が入る子がいるわけで、そう考えると、年収1千万円が「ナンバーワンの稼ぎ」とは言い切れないんですね。

この業界は上を見れば青天井、僕が実際に耳にしたのは、年収「二千五百万円」なんて女性がいたくらいですから(汗)。ほんと、知れば知るほど、夢も希望も華もある業界だと思います。

ただ、当然「光」には「影」が伴いまして……。言うまでもなく、そんな成功者はひと握りであり、デリヘル業界には稼げない方が多くいらっしゃいます。しかも、いろんな要素に左右される「水物」のお仕事ですから、一定額をずっと刻みながら稼ぎ続けるのは至難なわけですね。筆者は長いこと風俗業界に身を置いてきましたが、「ナンバーワンを十年以上ひたすら死守している」という女性は、さすがに聞いたことがありませんから。

月下美人は夜に咲き、その美しさは朝を待たず――。

デリヘル業界は、女性が限られた時間の中で大きく稼ぎ、大成功することのできる稀有な場所です。そして、何より自分の才覚と魅力だけで勝負できるフェアな舞台でもあります。高級店でなくとも、飛び抜けた逸材でなくとも、「日収5万円、月収百万円、年収一千万円」は十分に狙える業界――。

デリヘル業界は、年収一千万円を狙える

あまり知られていないことでしょうが、男性社会である「飛び込みの新規開拓営業」……いわゆる「訪問販売」の業界には、昔、こんな言葉がありました。

「成功するなら、女の風俗、男の訪販」。

「気持ちひとつで成り上がれる」爽快さを味わえる業界は、もうそれほど残されていません。しがらみの少ない満月の下で、あなたが「成功」という大輪の花を咲かせることを切に祈っております。

サポータープロフィール

旅寅

旅寅

  • ライター

大阪在住、43歳のお父さんライター。はてなブログ『夜行性サナトリウム』を2016年より運営。同ブログ内で発表した複数の記事が、はてなブックマーク総合ランキングで1位を獲得したことにより、はてな有数の「バズライター」として知名度を上げ、本格的に執筆活動を開始。同年、カクヨムにて発表した『造花』がカクヨムエッセイコンテストの最終選考に残るなど、精力的に活動中。著作に『日向のブライアン』がある。

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