こんにちは、新人風俗嬢プロデューサーの咲枝です。
今回はお金の管理ができず、たくさん稼いでいるはずなのに全く貯金がない……と、悩んでいる方のために「今すぐ出来る貯金術」についてお話します。
私も今でこそ貯金ができるようになりましたが、以前は「たまたま残ったお金=貯金」という感覚でした。
実際、私のところに相談に来る女の子の中にも、毎月の収入額すら把握していない方もたくさんいます。
風俗という仕事は一生できるわけではありません。だからこそ、今のうちにしっかりと貯金をする習慣を身につけていきましょう!
ヒモ男に貢ぎ、借金200万円を背負った過去
以前の記事では、私がダメ男と付き合っており、その彼に貢ぐために風俗入りしたことをお話ししました。
>>40代後半。現役ソープ嬢から目指すセカンドキャリア|新米プロデューサー・咲枝(さきえ)
10年前の私は、彼に「風俗で働いて稼いでほしい。生活費がほしい」と言われ、月30万円を定額で渡していました。月100万円程度の収入があったと思いますが、日銭なので彼氏にお金を横流し。足りないと言われれば追加で渡し、それでも足りなければキャッシング。気づけば借金は200万円にも膨れ上がっていたのです。
考え方を改めたきっかけは、卒業を考えたとき。
今までお店で何年もナンバーワンをキープしていたのに2位になり、3位、4位と落ちたとき、40歳を過ぎていた私は「年齢的にもう卒業かもしれない」と思ったのです。
ふと考えると結局貯金をするどころか、借金まで抱えてしまった。このままではいけない……と、やっと気付き、貯金をスタート。
もちろん彼氏ともきっぱり縁を切り、インターネットや本、起業塾に通うなどして、お金の流れについて必死に勉強をしました。
貯められない理由は、やり方がわからなかっただけ
私も、最初は貢いでいた彼と別れれば貯金ができると思っていたのですが、なかなか貯まらなかったのです。貯金のコツは、本当にささいなことでした。
目的を明確にする
まずは貯金の目的と期限を設定しましょう。海外旅行、引越し、高級品の購入、車、マンション、開業資、結婚資金、介護の備えetc…
具体的な物でなくても、卒業時期を決めて、その時までにいくら手元にお金を残しておきたい、という目標でもいいと思います。
記録をつける
収入と支出を管理しましょう。私はこれだけで無駄づかいが激減しました。
今はスマホのアプリで思い立ったらすぐその場で管理できます。支出もなるべくすぐに入力。その場で難しい場合は、コンビニでもなんでもすべてレシートを保管し、必ずその日のうちに記録する癖をつけていくと良いでしょう。
ちなみに、私は「おカネレコ」というアプリを使っています。
まずは自分の収入と、いったい毎月いくら使っているのかを目で見て知ることが大事です。
「明日からやる」「来月からやる」という人はだいたい続きません。
善は急げ。今すぐ実行に移してみましょう!
支出をわける
そして、毎月の収入がだいたいわかったら、ざっと『固定費』と『流動費』、このふたつに支出をわけましょう。
ポイントは固定費の中に貯金を入れること!
- 固定費(貯金、家賃、毎月固定の美容代、体のケア代、検査代、保険等)
- 流動費(食費、交際費、医療費、通信費、光熱費、日用品、衣服、撮影代、仕事用の雑費、単発の美容代、単発の習い事等)
さらに、貯金を種類わけして、それぞれの貯金額を設定します。
- 緊急用(冠婚葬祭、家賃や保険などの余剰金)
- 短期的な目標(旅行、引越し、ハイブランドのバッグ購入)
- 長期的な目標(資格取得の学校費、自動車購入、老後の貯蓄)
固定費のうちの貯金額は、目的と達成したい時期にあわせてご自身で設定します。さまざなま目標が重なると思うので、一度ノートに書き出すなどして整理すると、毎月の貯金すべき額がより明確になりますよ。
下記の例では、80万円の収入があった場合、固定費が50万円(貯金もここに入れる!)、流動費が30万円。
貯金額を30万円と設定し、緊急用8万円、短期的な目標12万円(旅行、引越し、ハイブランドのバッグ購入)、長期的な目標10万円(資格取得の学校費、自動車購入、老後の貯蓄)としました。
繰り返しになりますが、いろいろと使ったあとに残ったお金を貯金にまわそうと思っていると、なかなか貯まりません。
最初から毎月の貯金額を設定し「使ってはいけないお金」として、別で管理してしまうのです。
定期預金などを利用し、自動引き落としにしてしまうのが手っ取り早いと思います。
貯金=余ったお金ではなく、貯金=毎月の支出、という概念に変えるのです!
いつまでにどんな目標を達成したいのでしょうか。
今から毎月いくら貯金にまわすのかを考えて、設定額を決めてくださいね。
以上のことをしっかり行うと、今まで入ってきたお金を湯水のように使っていた人にも変化が現れてきます。
「同じようなものをたくさん買っている。もったいない」とか「もっとお得なものはないか」など、お金の有効な使い方を考えられるようになってきますよ。
生きたお金と無駄づかいの違いを知る
単純に「まずは無駄づかいをやめる」と思っても、お金が残せていなかった人にとっては、何が無駄づかいなのかもわからないですよね。
「生き金」と「死に金」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
使った分だけ価値を生みだすものが「生き金」。将来のための投資であったり、使うことで人に喜んでもらえ、結果的に自分に返ってくるようなお金の使い方です。
一方、浪費や見栄、欲を満たすだけのために使うお金は「死に金」。
私も一時的に「このセミナー他に比べて安いから行っておこう」、「今日は頑張ったからこのかわいい洋服買っちゃおう」「息抜きにエステに行ってこよう」など、本来、実はその時、そこまで必要のないものにもお金を使っていました。
「似たような服やバッグが部屋にあふれかえっている」、という方も多いのではないでしょうか。
意識の高い風俗嬢が率先して参加している、スキル磨きのための講習。
一見これは「生き金」に思えますが、私は気づけば同じような講座を何度も受けていたり、毎月惰性で申し込んでしまっていた時期もあったのです。
講座を糧に、自分の成長につながるのであれば有効な使い方。でも、受けたということだけに満足をし、内容を実践できないようであれば大変無駄な使い方になってしまうということですね。
もちろんストレス発散は大事です。
でも、たまにする息抜きが、日々のルーチンになっていては貯金への道が遠くなる一方、ということだけ覚えておいてください。
私もエステやマッサージ、買い物は回数や金額を決めて行くようになりました。
もちろん、貯金がどんどん増えてきてたので、楽しくなっています。
風俗を卒業したら、生活が激変します。
今のうちに「貯金体質」を作ってしまいましょう!